〇トリチウム汚染水問題
◇2020年6月4日
1.たんぽぽ舎MLニュースに寄稿
経産省と東京電力が福島原発事故で発生した放射性物質トリチウムの汚染水を海洋放出しようと計画しており。福島県で大きな問題になっています。
この問題について、次の原稿をたんぽぽ舎MLに寄稿予定です。関連記事・関連資料も併せて掲載します。
たんぽぽ舎ML寄稿:トリチウム汚染水の海洋放出について
<関連記事>
東洋経済 福島原発、見えぬ「トリチウム水処分」のゆくえ
<関連資料>
中央県境審議会の意見具申
中央環境審議会資料
◇2020年6月6日
1.たんぽぽ舎MLニュースNo.3949
6月4日に掲載した原稿を早速「たんぽぽ舎MLニュースNo.3949」に掲載してくださいましたので、次に掲げます。
たんぽぽ舎MLニュースNo.3949
◇2023年4月5日
2023年4月3日に「海外情報」に掲載した記事ですが、「トリチウム汚染水問題」にも掲載します。
1.トリチウム汚染水問題をめぐる韓国での議論
2020年6月に「特定テーマについて」で「トリチウム汚染水問題」を取り上げましたが、日本政府は、トリチウム汚染水の放出時期を今年の春から
夏頃と見込んでいる、としています(2023年1月13日松野博一官房長官記者会見)。
トリチウム(三重水素)は、ALPS(汚水処理施設)で処理することが困難であるうえ、水素と構造が似ているため、生物の体内に取り込まれ、被害を
及ぼすことが危惧されている放射性物質です。
放出予定時期が近づき、周辺諸国から放出を問題視する声が高まっていますが、この問題について、韓国の循環経済研究所の李承茂(Lee Seung
Moo,イ・スンム)氏が、循環経済通信No.202313を送ってくださいました。
李承茂さんは、韓国の環境問題や循環経済問題について大きな影響力を持っておられるエキスパートで、環境や脱原発のNGOとも連携されている
方です。拙著『日本の循環型社会はどこが間違っているのか?』を韓国語に訳して下さり、韓国語訳の出版に際して韓国に招いていただいたこと
から、その後もお付き合いいただいており、かねてから大変信頼申し上げている友人です。
循環経済通信No.202313を次に掲載します(韓国語から日本語への翻訳はGoogle翻訳によります)。
循環経済通信No.202313
循環経済通信のホームページは、次のサイトです。
循環経済通信のホームページ
関連して、トリチウム汚染水の放出に関して太平洋諸島から問題視されているとのBBC記事も次に掲げます。
BBCNews
日本は、中から変えることが難しい国で、外圧でしか変わらないと言われています。嘆かわしいことですが、現状ではそんな体質が否めないだけに、
外国からの批判の声は、大変有難いと思います。
◇2023年4月6日
1.トリチウム汚染水問題について韓国民主党議員団にレクチャー
昨年11月25日に韓国のテレビ局から原発に関し、インタビューを受けたのですが、その際の通訳の方から4月4日に連絡が入り、トリチウム汚染水
問題に関して韓国民主党議員団にレクチャーをするよう依頼されました。
レクチャーは、6日午後1時から東中野で行なうことになりましたが、議員団の方々が参照できるよう、次に資料を掲げます。
1.循環経済通信No.202313
2.『電力改革と脱原発』
3.たんぽぽ舎MLニュースNo.3949
4.8000Bq/kg以下の汚染土壌を公共事業に利用
◇2023年4月10日
1.4月6日報告のレジュメ及び補足
4月6日の韓国民主党議員団へのレクチャーのレジュメ(Google翻訳による韓国語訳付き)及び補足を次に掲載します。
4月6日報告レジュメ
4月6日報告補足
ちなみに、民主党議員団の訪問はテレビでも報道されていましたが、「反日を党利に利用している」という趣旨の報道には呆れました。
福島原発事故のせいで放射性物質に因る海洋汚染を引き起こそうとしているのですから、周辺諸国にとっては大変な迷惑です。それを棚に上げて、
「反日」呼ばわりするとは、とんでもないことです。
国の政策が誤っている場合、外国からの批判は、真っ当な国にするうえで有難いことと思います。日本は、残念ながら、中から変えることが難しい
国ですから、外国から批判してもらうのは、なおさら有難いと思います。
◇2023年4月12日
1.たんぽぽ舎MLニュースNo.4740
トリチウム汚染水問題についての拙稿をたんぽぽ舎mLニュースNo.4740に掲載していただきましたので、次に掲げます。
たんぽぽ舎MLニュースNo.4740
◇2023年4月23日
1.韓国民主党議員団の調査を伝える聨合ニュース
韓国民主党議員団の調査が聨合ニュースに掲載されていましたので、次に掲げます。
聨合ニュース
当日の通訳さんによれば、私が指摘した「海洋汚染とは何の関係もない濃度基準を決めて、汚染水を海水で薄めて濃度基準をクリアできればよい
とするゴマカシ」を記者会見で度々披露されたそうです。
薄めて濃度基準をクリアしても、海洋に放出されるトリチウム量には何の変りもないのですから、本当に馬鹿げたゴマカシをするものです。
◇2023年6月30日
1.外務省幹部A氏の語りメモ
トリチウム汚染水放流問題について外務省幹部A氏の語りをメモしたものを4月6日の通訳さんから送っていただきました。7月3日の集会案内ととも
に次に掲げます。
外務省幹部A氏の語りメモ(黄色マーカーは筆者)
2023.7.3集会案内
次のような驚くべき内容、呆れ返る内容が含まれています。
①IAEAに少なくとも100万ユーロ以上の賄賂を贈っているので、いつも日本をサポートしてくれる。
⓶IAEAが行なう放流水分析はラピッドアナリシスで、検出しやすい放射性物質のみ検出し、基準を超えないような値になる。
⓷2020年東電の二次処理実験でタンク群のストロンチウム90濃度が10万Bq/Lを上回った。原因もわからない。だからラピッドアナリシスでやる。
⓸IAEA事務局との関係が良好であれば、専門家はくまでも飾り物。
⑤国内の反対意見には対しては聞こえないふりをするのが一番。水俣病のようにうやむやに終わらせればいい。
4月6日のインタビューで、IAEAについて尋ねられて、「あそこは原発推進機関だから、信用できない」と答えました。いささか強引だったかな、
と思っていましたが、強引どころか、図星だったようです。
しかし、IAEAも日本政府も想像以上に腐りきっていました。
◇2023年7月10日
1.IAEAへの賄賂問題についてのYouTube動画
通訳の西田さんが、IAEAへの賄賂問題に関するYouTubeのURLを知らせてくださいましたので、次に紹介します。
日本政府がIAEA最終報告書を発表前に入手していたことを指摘しているメールが紹介されています。あってはならないことですが、日本政府が100
万ユーロの賄賂をIAEAにおくっていることから発表前に入手できたようです。
IAEAへの賄賂問題に関するYouTube動画